2011年06月03日 16:49
親戚で不幸が入り、お通や、告別式へ参加しました。
最近では葬儀も葬儀屋が行う事が当たり前になって来ましたが、この親戚の地域ではその地域の仕来たりを重んじる所で、葬儀屋で行う事は葬儀屋で、この地域の仕来りは地域の方で行って頂きました。
それは、葬儀修了後に火葬場より自宅にお骨が帰ってくると、そこにいる人達で念仏を唱え、その後に頂きましたお供え物をそこにいる人達が分け合うのですが、この地域では「せんご」と言いダンコや頂き物のお菓子やを一斉にまきみんなで取り合います。(お祭りの団子投げのようなもの)
その後に、「さみし餅」といい升を反対にし、敷居の上で餅を切り、竹と木のはしで餅をみんなに配るのですが、餅は塩を付けて手のひらでは無く手の甲で受け一口で食べる。(普段とは違う事を行う)という風習があり始めて体験してきました。
葬儀も沢山の人の手を借り昔から行って来た事を、最近では葬儀屋に全てお任せが主流に成ってますが、古くからその地域で行われている風習は無くならないようにしなくては行けないと改めて思った葬儀でした。