貴重な体験
国土交通省による木造3階建て校舎の火災実験が20日下呂市で行われました。
当日は朝から小雨交じりの天候で、霧も濃い状況でしたが
予定通り8時に職員室から出火したとの想定で実験がスタートしました。
私らは、国交省の防災室長はじめ今回の実験を進めていく方々と
偶然にも同じ テントにいましたので、室長が説明している内容を
お聞きする事ができ、貴重な体験をさせていただきました。
8時に着火しましたが、「今回の実験用に建てられて建物は防炎加工した
壁材や天井材を使用しているので約20分くらいで火が消えてしまうと
思いますよ」との説明がありましたが、その通り20分後に火が消えてしまい
その後、再点火して天井まで火が到達するまでに約20分、再点火より
約1時間で窓が割れ、炎に包まれました。
写真では分かりにくいのですが、校舎左側が階段となっていまして
防火扉にて完全に煙や炎が遮断されていました。
テント内では、今回の実験は木造3階建て校舎の建設について
法整備をはじめとする様々な分野での成功につながったと
喜びの声が上がっていました。
今後木造3階建ての校舎が各地に広がり、木材需要が高く
なる事を楽しみに出来る貴重な体験でした。