東北ボランティアに参加してきました。
以前、新聞で紹介されていた「K・Iプロジェクト」で東北へ元気を届けに行っていることを知り、今回その一員として岩沼市にボランティアに行って来ました。
金曜日夜9時半に下呂を出発して車中泊をして目的地岩沼市に8時半過ぎに到着し、ボランティアセンターでリーダーの鎌倉君が本日の作業現場と内容を確認し、作業現場に向かいました。
センターは岩沼警察や消防・病院などが立ち並び、住宅街も普段どおりの生活が送られていて、正直大震災の後とは思えない雰囲気で復興が進んでいるんだと勝手に思ってしまいました。
しかし、車を進めていくうちにその思いは打ち砕けテレビで見た通りの光景が広がりました。
現場に到着しバスを降りたメンバー
現場の通りを挟んで前の風景
バスの横には流れてきた車が未だにそのままの状態に
リーダーの鎌倉君より作業の説明を聞いているメンバー
足元は、防風林でもある松林から流された松葉や砂が堆積しています。この堆積物を撤去するのか今回の作業です。
横に目をやると、工場の屋根には多くのLPガスのタンクやひっくり返った車が2台・・
多くの人の手でココまできれいになりました。
まだまだ作業は続いています。
玄関周りもキレイに
堆積物は家の前の広場に
今回のプロジェクトリーダーの鎌倉君と今井君と一緒に・・・・
リーダーはメンバーの体調管理を徹底していて、20分作業し10分の休憩を入れるなど、安全でケガをしないでメンバーが自宅に帰れるように気を使ってくれていて、メンバーも安心して作業できました。
作業を行ったS邸の裏には多くの工場が並んでいました。昼の休憩時間に周りを撮影してきました。
未だに水が引いていない
見渡す限りの農地と思ってましたが、S氏よりここに40軒以上の民家があり、約40名以上の方が命を落とされたそうです。「済」のマークは自衛隊や警察により、捜索し中に人がいない事を確認済みのマークだそうです。
玄関の上に「済」のマーク
被災者のS氏親子と一緒に作業しました。
印象深かったのが、息子さんの言葉で
「最初は生きているだけで幸せと思えたが、日数が過ぎていくと車を失った事、様々な物を失ったむなしさを感じますよ~~~でも、前を向いていくしかないから」
と笑顔で元気に語ってくれました。
お父さんも
「この家を何とか治して暮らしたいと思ってましたが、作業前の状況だとなかなか不安も有りましたが、こんなにキレイにしていただいたので、希望が沸いてきました。ありがとうございます。」
と、疲れも吹っ飛ぶありがたい言葉を頂き、今回ボランティアに参加して良かったと思いました。
この素晴らしい経験を与えてくれたKIプロジェクトに感謝しましす。