決算委員会報告2
一般会計・特別会計 歳入合計345億2千万円 歳出合計329億2千万円
9月12日・13日・17日の3日間、決算特別委員会が開催され、平成24年度一般会計決算、8つの特別会計決算及び3つの企業会計決算の認定について審査し、全て認定するものと決しました。
主な質疑は次の通りでした。
Q合併当初と比較して交付税がふけているが、決算総額はそんなに変わっていない。基金に積み立てられているのではないのか?また地域経済の疲弊対策は?どう元気にするのか?
A合併当時と比べて交付税はふえているが、公債費分が増加している。市民は経済状況が良くなったわけではない。中山間地に経済効果がいつ表れるかと思う。民生費・医療費の動向も考えなくてはいけない。
Q将来の財政不安に備えて基金の積み立てを行っている。毎年より多く基金積立をしたのは?
A少しでも将来に貯えをしたい。必要な事業はしっかりやった上で、余裕ができた分は基金に積立てる。
Q職員研修費が当初予算の3分の1だが、スキル・アップには重要ではないのか?
A研修の受講者は296名で、積極的に参加してもらうよう努めている。外部講師を招いて講習会を検討したい。
Q市のHPは貧弱である。市内各団体とのリンクを積極的に行う等HP他のメディア等にもお金を掛けて欲しい。
A情報は職員が随時更新している。運営体制も考えて進めていきたい。
Q獣害対策は、市として取組みが減っているのではないか?
A獣害対策は一度補助をすると一定期間できないので減っている。狩猟体制はワナの免許取得者はふえている。
Q森林政策は、机上と現場での温度差がある。日本で初めてやるような施策を行ったらどうか?
A間伐材を出せる仕組みなど、県単独でも考えていきたい。材貨があがるよう、県に向かって根気強く要望していく。
Q住宅リフォーム事業の総事業費はいくらか?またその評価をどう考えるか?
A24年度の総事業費は4億8千万円。市内の業者はかなり実績をあげれたし、仕事も多く良かった。時限付きなので仕方ない。
Q国保保険料は、保険税を増税したが、保険給付費が減額となっているが上げすぎたのではないのか?
A結果的には上回ったが、算定時には適正な算定を行った。
決算委員会修了
審査内容は執行部より概ね300万円以上の事業に対して説明を受け、その後委員より質疑が行われます。
中には、この決算を見て、来年度以降の考え方を執行部に問う質疑も有りますが、それは決算委員会の質疑ではなく、予算委員会や各所管の常任委員会にて審議して頂く内容として、委員に伝えるなどしながら、平成24年の大切なお金の使い方について審議しました。
全体として、社会保障費や医療費の増加、少子化、高齢化に伴う様々な問題点も決算の中から見えます。
これからの予算編成にこの決算審議が活かされるよう、これから様々な形で要望が必要です。
委員会での審査結果は下記の通りです。
認第1号 平成24年度下呂市一般会計決算の認定について、
認第2号 平成24年度下呂市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)決算の認定について、
認第3号 平成24年度下呂市後期高齢者医療特別会計決算の認定について、
認第5号 平成24年度下呂市介護保険特別会計(保険事業勘定)決算の認定について
認第7号 平成24年度下呂市下水道事業特別会計決算の認定についての5件については、賛成多数で認定すべきものと決しました。
認第4号 平成24年度下呂市介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)決算の認定について、
認第6号 平成24年度下呂市簡易水道事業特別会計決算の認定について、
認第8号 平成24年度下呂市国民健康保険事業特別会計(診療施設勘定)決算の認定について、
認第9号 平成24年度下呂市下呂財産区特別会計決算の認定について、
認第10号 平成24年度下呂市水道事業会計決算の認定について、
認第11号 平成24年度下呂市下呂温泉合掌村事業会計決算の認定について、
認第12号 平成24年度下呂市立金山病院事業会計決算の認定についての7件について
は、全会一致で認定すべきものと決しました。
職員給与削減で半年間で5千万円・・1年で1億円
主なもの
職員給与削減 5千7百万円
財政調整基金への積立金
4億6千7百万円
内訳4億1千万円(次年度繰越金の半額を基金へする事が法律で決まっている)
5千7百万円(職員給与削減)
下呂市庁舎一本化整備検討事業 1,169千円
※現在は職員による一本化に向けて検討をしてます。これからは有識者や住民代表等を含め約1年かけて今後の庁舎の在り方を検討する。
場所の決定は約1年後に行われるよていです。
市政10周年記念事業 1,554千円
※来年3月1日開催予定。式典のみを行いイベントは1月から9月に様々なイベントを行う予定
保育所公設民営事業 11,303千円減額
※市内2か所公設民営保育園の指定管理費と実勢価格との差額を減額しました。
看護師修学資金貸与事業 10,710千円減額
※下呂市単独で行っている看護師修学資金貸与事業が今年度19名分を用意したが、実際は7名の貸与だったので減額。平成22年より事業で延べ84名が貸与してます。
しみずの湯維持修繕費 1,334千円
※源泉ポンプの修繕費
木質バイオマス事業推進事業 500千円
※ペレットストーブ補助金(1件10万円)が当初予算を既に超えた為。5件分追加予算
商工業振興諸経費臨時 10,3001千円
※プレミア商品券発行事業。経済効果が高く、市内消費が増加するプレミア商品券発行費用 商工会連合会などからの要望があり追加予算。
若者定住へ期待
定例会にて委員会に付託されました案件は
道路改良に伴います、市道変更・廃止
下呂市少ヶ野・萩原町宮田地区に有ります。雇用促進住宅が現在の機構より、下呂市が払い下げを受けて、市営住宅として管理するための条例整備が行われました。
特に全国の雇用促進住宅では最後の建物となった「宮田住宅」(平成10年11月完成)を取得した事により、入居に関する条例を整備しました。
宮田住宅については
①子育て世帯(18歳未満の子どもがいる)
②若年者層世帯(40歳未満の世帯)
③公営住宅の収入超過者
④その他市長が特に認める世帯
と成っています。あくまでも入居条件ですので、年数が経ち子育てが終わっても勿論退去・・なんて事にはなりません。
総務教育民生常任委員会
※付託・・委員会での審議を行う事
辺地総合計画の変更について2案件
その他条例改正が主なものでした。
中でも注目は、財政難の為に行われる職員給与の削減について、様々な意見がでました。
国が財政不況による歳費を抑える為に、国家公務員の給与を削減しました。
その後、地方公務員にも給与削減を迫ってきました。
そもそも地方公務員の給与を決めるのはその地方に任せられています。
そこで、下呂市は今後の財政運営が不安な為に、今までも削減をしておりますが、それ以上の削減を行う事を労使間で決めて今回の削減となりました。あくまで国に言われたからでは無く、自主的に行った削減。
それに加え、市長・副市長・教育長の給与も削減を行う条例も提案されました。
交付税が1本算定となる平成31年、いわゆる31年問題にこれから真剣に取組まないと、下呂市の財政はますます厳しくなるので、給与削減に関しては私も行う事には賛成します。
自治体におけるこれからの窓口
~ 研修会 ~
「地方自治体に求められるこれからの窓口づくり」
株式会社 岡村製作所 中部支社
全国各地で、庁舎の老朽化による建て替えや市民サービス向上の為に窓口業務をより分かり易く、市民の方が迷うことなく気持ちよく役場を利用して頂くよう事業提案を行っている方より、最近の傾向をお聞きしました。

庁舎づくりの考え方
キーワードは”住民目線”
当たり前のことですが、ともすると大手のデザイン主流のコンサルタントなどにより、洗練された格好の良いデザインが採用される事も多い中、本当に住民目線に立って、色の配色やサインボードの内容、書き方など細部にこだわって進めていく重要性をお聞きしました。
下呂市の庁舎も老朽化が進み、立て直し等も考えなければならない状況ですが、その前に何が必要なのか?また建物(ハード)だけではなく、接遇(ソフト)はどうなのか?出来る所から考える必要があると感じました。
~総会~
岐阜☆青年市町村議員ネットワークは2年前に岐阜県内で党派を問わず、50才未満の議員ネットワークとして立ち上がり設立メンバーには、関市の尾関市長 各務原市の浅野市長 がおみえになり、全国最年少市長の美濃加茂市の藤井市長 もメンバーでした。
今回より、この3名の方には引き続き顧問として各市町村の発展の為にご尽力をいただくよう、今総会にて決まりました。
~懇親会~
総会に引き続き、懇親会が行われ、藤井市長(美濃加茂市)も駆け付けていただき、3名の青年市長と有意義の時間を過ごす事が出来ました。
尾関市長(関市)には、FB良品への取組みやfacebookへの取組み等、直接話を聞けて大変勉強になりました。

これからも、この会を通じて様々な事を学んでいきます。
未来の下呂市・・皆さんご一緒に・・
3月26日~27日の2日間
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「習うより慣れろ」
市町村財政分析
著者 大和田一紘氏を迎えて、2日間にわたり議員
研修会を行いました。
今までも先生の本を買って色々と読みましたが、難しい
財政用語を覚えようとしてしまい、結局は挫折して
いましたが、先生より
「財政用語を覚えようとするから難しくなる
まずは、作業を繰り返し繰り返し・・・行う事で
自然と身に付く、まさに習うより慣れろです」
と言われました。
もの言わない数字の奥に隠された言葉を見出さないと
これからの市政運営はより困難になり
また、間違った固定観念も数字から導き出された事実を
しり、その事実をどのように政策に変えて行けるかを
考えないといけない事を改めて認識しました。
日本全国いままで、経験したことが無い時代
「少子高齢化・人口減少・インフラの老朽化・・・・」
多くの問題を抱えている日本、更にその中の下呂市の
財政をしっかり見抜ける能力を身に付けなくてはいけない
これから、私らと一緒になって未来の下呂市財政を研究し
財政白書を市民の力で作成し、真の住民参加型下呂市を
目指しませんか?
ぜひ、ご一緒しましょう。
第1回 下呂市議会定例会 修了しました。
3月4日に始まりました第1回定例会が修了しました。
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3月定例会で、私が以前より一般質問で取上げていました
下呂地区(上原・中原地区)と金山地区を結ぶバスが無く
金山病院への通院は自家用車が無いと行けない状況で、不便
でしたが、
「今年4月より試験的に運行が出来る事になりました。」
との大変嬉しい報告が有りました。
また、6月からですが中学生までの医療費が無料になる事が
提案されました。
市長の公約でもあり、県下でも既に多くの自治体が取り組んで
いる事ですが、とても有りがたい事です。
今年度は市政誕生10周年を記念するイベントや式典、更には
市民憲章を制定する等、新し下呂市へ向けての年となります。
皆様方のご意見をお待ちしてます。
日本の田舎は宝の山
━ 議員管外視察 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月15日~16日の2日間
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耕作放棄地、森林、空き家、果実園、用水路、太陽・・・・
農村部にある資源を都会のニーズとつなげば、日本全体で
10兆円産業が立ち上がる。
そんな事が書いてある本
「日本の田舎は宝の山」(日本経済新聞出版社)
を読んでから非常にこのNPOに興味があり、今年度視察先に
選び視察を行って来ました。
NPO法人「えがおつなげて」の事務所は山梨県北杜市にあり
200年前の豪農の家を10年前に借り受け当時の呼び名
借りた時はとても使える状況では無い建物で業者見積では
数千万かかるリフォームも古民家再生に興味ある人を
ボランティアとして集め、300万円で行うなど、
この法人らしいお話を理事長 曽根原久司さんより
お聞きしました。
同氏は以前はコンサルタント業を行っていましたが、
バブル経済の破綻等を経験し、日本の田舎の良さを
都会の人達に多く知ってもらう事により産業が生まれる
地方と田舎のマッチングを様々な取組み(イベント)を
行ってきたとの事でした。
自給自足にあこがれての田舎暮らしでは無く、産業として
生産拠点の一つとして農業を捉え、そこで生活が営む事が
出来る。
儲かる農業を行う。体験型農業でその地を知って、そこの
産物を購入したくなる都会の人との結びつける事を行って
いました。
1人の農業企業家を育てる事で、何も無いところに新たな
雇用を見出す事が出来る。
その為には都会の企業との連携、すなわち6次産業化が
必要になるとの事でした。
その他にも間伐材の利用や新エネルギーなど多くの事を
学ぶ事が出来ました。
9月議会報告第1弾
9月議会報告第1弾
9月定例会補正予算は9億2千3百万円
収入の主なもの
市税・・・・・・・1億2千万円
地方交付税・・6億6千3百万円
繰入金・・・▲7億6千4百万円
繰越金・・・・9億6千4百万円
繰入金の▲(マイナス)は当初は財政調整基金より
繰入れて当初予算を組んだがその必要が無くなった
為に財政調整基金へ戻す
市税は、5月に個人分が確定した。当初より
増額となったが、企業分がまだ確定はしていない
予定納税分を還付(返す)必要が生じる可能性が有る
■繰越金は3月に特別交付税・市税が確定するために
●その確定額約6億円2千万円
●節約で約1億円
●入札の差額で2億3千万円
★☆財政調整基金とは☆★
財政難に対応出来るように積立・取崩を行う基金
支出の主なもの
◆財政調整基金・・6億4千万円
※繰越金の2分1(法律で決まっている)
◆公共事業基金・・2億7千万円
※公共施設は建設には国・県の補助が有るが、取壊しには
そのような補助が無い為に、今後の取壊し等の費用が
必要になる為に基金積立
◆リフォーム補助金
●高齢者生きがい住宅リフォーム・・・1千万円
●緊急経済対策住宅リフォーム・・・・2千万円
◆プレミアム商品券・・・・・・・・・1千万円
9月定例会での補正予算は、4月に予算を組んだ後に
確定した税金や補助金などの修正と、基金積立
支出ではリフォーム補助金やプレミアム商品券など
下呂市全体が活気つくような予算が組まれています。
濃飛横断自動車リニア特別委員会視察
7月24日に待望の「ささゆりトンネル」が開通して約1ヶ月が経過した8月24日に、中津川市、郡上市を訪問して濃飛横断自動車道の現状をお聞きしてきました。
最初に中津川市を訪れ、中津川市では濃飛横断自動車道路とリニア中央新幹線の中間駅決定を受けてその接続方法など
リニア中央新幹線の駅を活用した大所高所から円滑な事業推進を図る最高機関と位置づけ市長を本部長とし、経済界、市民団体等の代表者で構成さる、
「リニアのまちづくり推進本部」
を今年度、立上あげ今後のビジョン策定に入り平成26年以降には、確定しているであろう駅前周辺整備計画・車両基地整備計画及び活用方法などを検討していきます。
大まかな建設予定地の現況を現地にて担当部より説明を受けた後に
郡上市では、郡上土木事務所より現況と今後の進捗を説明頂き、今年度は和良トンネル(仮称)を含む和良金山道路、金山下呂道路を進めていき、平成28年には橋及びトンネルを開通させたいとのお話でした。
ささゆりトンネルが出来、約20分の時間短縮が図られましたが、更に橋やトンネルが出来る事により5分の短縮が出来、合計25分の時間短縮が図られます。今後は和良から郡上市までのルートを早期に決定するよう働き掛けていきます。
視察終了後に、金山町在住の河尻さん宅にて先日新聞に掲載されていた天皇陛下の肖像画などを見せていただきました。
鳥獣被害対策・・まちづくり
岐阜県農業会議 地域別農業委員研修会に参加しました。
研修事項は3部構成で行われ
最後に鳥獣被害対策の取組みについて
講師:岐阜県農村振興課鳥獣害対策監 酒井義広氏
様々の各地の取組みと、酒井氏が郡上市和良地区で行っている事例等、具体的に分かりやすく説明してくれました。その結果として、現在農地を守るのは、既に農家だけでは行えない状況にある。
農家が農業をやめてしまうと、耕作放置地が沢山増えその地域が荒れてしまう。その為には農業をやっていない人達と一緒になって町を盛り上げ、お互いに助け合いを行い農地の荒廃を防ぐ事が必要である。そうして農地を守る事により、自分達が出来なく成ってからでも、農業法人に農地を提供する事ができ、美しいふるさとを守れる。
獣から農地を守る事が、結果としてその地域を守る事と成る事につながる、農業被害だけを考えると、費用対効果等を考えがちだが、それ以外の効果も有る事を改めて知らされました。
委員会報告
その後、協議事項として2項目挙げられ
森林・林業・木材産業づくり交付金事業の事業採択が行われた、南ひだウッド共同組合が新たに従来工法にも対応する羽柄材プレカットを整備する。
それに伴い現在の木材利用は2,598立方メートル(年)を3,378立法メートル(年)まで増やす計画です。
第1回 総務・教育民生常任委員会 5月30日
今年度の主要事業について各担当部より説明が行われました。
その後、協議事項として10項目挙げられ
中でも、竹原地区保育園整備計画では、本年度より工事に着工し、来年8月の完成を目指す。しかし、現在、土地賃貸契約に対し無償での提供に反対意見もあり慎重に進めてはとの意見も有りましたが、2年間の住民説明会及び関係者との話し合いの結果、現在の結論に達している事を踏まえ、住民の合意が得られているとの答弁でした。