第5回下呂市議会定例会
平成22年 第5回下呂市議会定例会
議案は下呂市のホームページよりご確認ください。
http://www.city.gero.lg.jp/gyousei/view.rbz?nd=466&ik=1&pnp=103&pnp=466&cd=1664
今定例会は合併後の公共施設の使用料金・時間帯の平準化
を図る事を目的に、基準の係数をもとに計算された
使用料金の算定でした。更に、市民の皆さんがご利用に
成る場合は全額免除や半額減免などでご利用いただけます。
水道法に沿った名称の変更や、観光施設「合掌村」にあります
施設の名称変更に伴う条例の改正が主だったものでした。
条例の文言や金額を変更する場合は議会の承認が必要です。
定例会が開催されている中、下呂市の廃棄物業者より先に行われた
品目の一部取消処分に対する損害賠償請求で下呂市が訴えられました。
執行部より、訴状が届いたので顧問弁護士と協議し今後の対応が
検討されるとの報告を受けました。
6月補正予算額は約1億7,600万円
24日予算員会が開催されました。
6月補正予算額は約1億7,600万円
その中でも大きいのが
【福祉関係】
馬瀬・惣島小学校跡地に特別養護老人施設と
痴呆症の老人介護施設整備に・・・・・・・・・・・・・・1億2,700万円
金山・うらら金山の整備事業に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500万円
※これらは財源は全て国・県の補助金です。
【農業関係】
宮崎で発生した口蹄疫に対応して
63戸の農家に消毒費として・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91万円
【観光費】
JR下呂駅開業80周年事業として11月2日まで
芸者さん等とのイベントの費用・・・・・・・・・・・・・・・・・・1,500万円
緊急雇用創出事業
萩原と金山に観光ガイドとして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・678万円
※財源は県費
小坂観光施設維持補修費
ひめしゃがの湯・ふれあいの森等の補修費・・・・・・・・・・387万円
【消防関係】
幹部の退団者が予想より多い為に退職金・・・・・・・・・・・238万円
【小学校関係】
金山小学校の耐震工事に伴いプールの使用が困難な
為、更に4小学校のプール維持費を組み換え
今年度は金山4小学校のプール授業を金山リバーサイドに
委託する 予算の組み替えを含め・・・・・・・・・・・・・・・・・100万円
その他は大半が人事移動に伴い手当などの補正でした。
【まさの目】
少子高齢化が社会問題となっていますが、下呂市も高齢化率が
30%を超え県下でも高齢化率の高い自治体と成っています。
そんな中、民間の社会福祉法人により、馬瀬地域の廃校と
成った小学校の跡地を利用し、地域密着型の老人福祉施設の
建設が決まりました。
小学校が老人施設に生まれ変わり、地域のコミュニケーション
の中心的な施設に成るといいですね。
口蹄疫の問題はもはや大変な問題です。飛騨牛のブランドを
守るために、充分な予防や防疫対策を更に期待します。
委員会報告
23日 教育民生常任委員会開催
付託議案
94号 下呂市市民会館条例の一部を改正する条例について
95号 下呂市小坂山村開発センター条例の一部を改正する条例について
96号 下呂市公民館条例の一部を改正する条例について
97号 下呂市いきいきセンター条例の一部を改正する条例について
賛成多数で可決いたしました。
今回の条例改正の主なものは、料金の見直しを行うものです。
使用料金は合併前の料金体制のまま行われていて、合併したにも
関わらず市内でご利用いただく施設により、使用料金にバラつき
があり、それを一本化する目的で行われました。
市民が利用する施設ですので、市民が公共性の高い利用には
全額免除若しくは半額減免など利用しやすい設定に成っています。
また、一部の施設では値上げも行われる事から反対意見も出ましたが
今後の下呂市を考える上ではこの程度の値上げはご理解を頂ける
範囲だと思い私は賛成いたしました。
その他の報告事項
御嶽マラソンの中止について
東京五輪の翌年から行われていました御嶽マラソンですが、
小坂振興事務所前をスタートし、濁河温泉までのフルマラソン
標高差1200メートルを一気に駆け上がる日本一過酷なマラソン
でしたが、県立御嶽少年自然の家の閉鎖に伴い中止と成りました。
(平成21年参加201名内市民ランナー2名)
様々な関係者で協議を重ね決定されました。
今後は市民が参加出来るようなイベントをぜひ考えて頂きたいですね
竹原地区保育園統合計画について
かねてより下呂市で行っています8園構想(市内の保育園を8園)で
今年度は竹原地区の2保育園の統合を含め住民に説明を行うとの
事でした。
充分に地域住民のご意見を参考に今後の下呂市の担い手である
子ども達が住みよい環境整備にして欲しいですね。
国民保険事業の報告
平成22年度税率は繰越金の減額、保険給付費の伸びを見込んで15,047円の増額が見込まれます。
一度に増額が大きいので基金を取り壊し22年23年の
2カ年に分け約7,000円づつの増額と成ります。
委員会傍聴記
22日建設経済常任委員会開催
付託案件
93号 下呂市環境基本条例の制定について
98号 下呂市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例について
99号 下呂市下呂温泉合掌村条例の一部を改正する条例について
(その他)
1 新クリーンセンターの候補地選定に伴う委員会の設置について
2 環境問題について
1)廃棄物処理施設計画及び候補地選定について
2)第2次裁判の経過について
3)廃棄物施設の設置許可要件について
3 観光基本計画について
4 口蹄疫対策の強化・充実を求める意見書について
5 閉会中の委員会継続審査申し出について
本日の付託案件では
環境基本条例の制定について
この条例をもとに作られる環境基本計画について
審議会が公平の立場で審議が行い易い審議会として欲しい。
地球温暖化防止も含め、各機関に対して指導・助言出来る
立場の審議会で無くてはならない。
また、この条例は作るだけでは意味が無い。しっかりと
横断的な活用が望まれる。
委託費はデータの収集や見識者より意見を求める為に
使用されるそうだが、業者への丸投げ的な計画では
何もならない。
98号・99号の条例の改正は名称変更の為の条例改正
【その他協議】
1 新クリーンセンターの候補地選定に伴う委員会の設置について
12月定例会で新施設建設を断念したが、今後は広く市民の参画を
求め候補地選定の委員会を設置する予定です。
しかし、候補地野選定までで候補地への地元説明会などは行政で
しっかり行っていく方針でした。
詳細につきましては、まだまだ検討が必要でした。
2 環境問題について
1)廃棄物処理施設計画及び候補地選定について
2)第2次裁判の経過について
3)廃棄物施設の設置許可要件について
候補地選定に伴う委員会の設置により今後の計画が進められる
裁判については、原点に返って取り組んでいく予定だそうだ。
いつまでもこの問題を引きずらず早く解決する事を希望します。
3 観光基本計画について
観光計画に伴って各計画のローリング等の審議を決定する
下呂市観光計画プロジェクト委員会の組織図が示されました
下呂温泉の今度の観光政策に期待が高まる内容でした。
特に外国人観光客誘致のためにも、セントレアからの直通バス
の導入を今後は検討されるそうです。
4 口蹄疫対策の強化・充実を求める意見書について
宮崎では大変な被害に成っています。下呂市としても政府に対し
対策の強化を求める意見書を提出する事にしました。
5 閉会中の委員会継続審査申し出について
ここで退席しました。
矛盾を感じた委員会傍聴記
21日 総務常任委員会が開催されました。
議第は
陳情1
北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める意見書について
議第90
下呂市職員の給与に関する条例の一部を訂正する条例について
議第91
下呂市職員の育児休業に関する条例の一部を改正する条例について
議第92
下呂市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について
以上の議案について執行部より説明を受けました。
陳情1
北朝鮮の拉致被害者の中にはまだまだ未解決の部分が多く含まれています。その中で、この地域でも拉致の可能性が高い人もみえ、そのご家族も高齢化がすすんでいます。1日でも早い解決を望む意見書です。
全会一致可決
議第90
給与からの天引きを行う(組合費・駐車場代など)ための、条例の整備
全会一致可決
議第91及び議第92
育児休業を行うための条例整備。それに伴い勤務時間や休暇を整備する条例です。
全会一致可決
【まさの注目】
育児休業を与える事や、3歳児未満の子どもがいる職員が残業をする時間を無くし、子供を育てやすい環境を整える事を目的とした法改正により条例の改正を行うとの事でした。
しかし、今回は職員が対象で臨時職員には対応していません。下呂市の場合は多くの保育士(保育園の先生)が臨時雇用で働いています。正職員とは処遇が違う上に仕事は正職員と同じ様な仕事をしているのが現状です。
そんな中、正職員には育児休暇も産休も有りますが、臨時職員には無い。
このままで良いのでしょうか?
更には公務員さんは法律が変わったから整備をします。という答弁でしたが、一般で働いている企業で産休や育休が取れる企業が下呂に何社有るのでしょうか?
だから、公務員はいいって言われているのではないでしょうか?
産休や育休を取る事がいけない事では無く、他の企業も取りやすい環境整備を先に行う必要が有るのでは無いでしょうか?
まだまだ矛盾を感じますね。
6月定例会での私の一般質問
1障がいをお持ちの方への支援について
1発達障がいをお持ちのお子さんが全国平均で6%と
言われている現状で、県下でも早期に優秀な
療育システムを取り入れてきましたが、
現状とその成果について。
2念願だった飛騨特別支援学校下呂分校が
開校されて2年目をむかえますが、学校を卒後の進路、
特に就労に向けての下呂市の取り組みについて、
どのように今後展開していのか?
1)ジョブコーチの育成支援策は?
2)障がい者雇用企業開拓コーディネーターの育成支援策は?
3様々な機関との連携を図り、より下呂市内での雇用に関する
啓蒙活動への積極的な政の実現について
4下呂市発注の委託業務における業務仕様書により具体的で
積極的な取組について
2新規補助金の創設について
1市内で就労継続支援A型及びB型を新たに開設または、
増設を支援する補助金制度の創設を希望します。
今回の質問は次のポイントで質問を行いました。
1ー1療育システムについては
システムを導入し6年になり、保育園から小学校・中学校までの
連携は優れたものが有るが、何とかそれを高校や就労まで
繋げて欲しい。
答弁)
保育園・小中学校と活用しこれまでの成長の過程や障がい者の
程度などをファイリングして、確かな支援を可能にしている。
2から3は制度の詳細を聞きました。
様々な制度が有っても、全国的に利用できる制度は広範囲に
対応出来るようには成っているが、細かなフォローが出来て
いない部分も多い、そこで下呂独自でも検討し
下呂型のフォローを行うべきである。
答弁)
現在のジョブコーチ派遣状況と下呂市内の充足度を
勘案し必要に応じて市独自のジョブコーチ育成支援策を
検討したい。
4就労支援の啓蒙を行うのであれば、下呂市が自ら率先し仕事を
発注する事を行うべきである。
答弁)
関係する事業の中で、対応の可能な事業については積極的に
PRしたいと考えております。
2-1現状では社会福祉協議会さんに頼っているが、
民間の活力が必要になる時代が来ると仮定した場合に、
民間が導入しやすいような補助金を創造すべきである。
答弁)
市として手厚く助成できるかは財政的なことも
踏まえなければならない。
ジョブコーチとは障がい者が働く時に一緒に職場まで行き、
その企業と親ごさんと本人のコミュニケーションを図る方です。
特に国家資格では無い。
下呂に合った制度を独自に作り、下呂で働ける人を一人でも
多くできる市にしたいですね。
この辺からしっかりしなくては
私も、自民党下呂地域支部の会計責任者として
報告書を書いてますが、はっきり言って
驚くほどずさん!
金額的には少額だが、チェック体制が無いのが
実態だった。
この報告書と同じ形式で国会の先生方も報告して
いるのなら・・・・
しっかり、見直すべきだと思います。
政治とカネと言う前に
報告書も税務申告ほどしっかりやるべきでは