まだまだかな? 委員会傍聴記
総務常任委員会が開催されました。
本定例会で付託された議案が審議されましたが、
委員の中より過疎地域自立促進計画について、質問がありました。
過疎法(過疎地域自立促進特別措置法)
の目的から外れている。本来は下呂市の中でも旧下呂町
旧萩原町は含まれていないのだから、小坂・馬瀬・金山地域で
の計画をすべきで有るかのような質問がされていました。
しかし、合併をして下呂市全域が過疎地域にしていされ、
過疎法により有利な起債がされるようになりました。
さらに、その議員は目的の一部を引用し、強調されていたのが、
道路網の整備や生活環境の整備を特に3地域に限って行う
事でした、下呂市全体としてとらえる必要性があると私は思います。
過疎法の目的
この法律は、人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が
低下し、生産機能及び生活環境の整備等が他の地域に比較して
低位にある地域について、総合的かつ計画的な対策を実施する
ために必要な特別措置を講ずることにより、これらの地域の
自立促進を図り、もって住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の
是正及び美しく風格ある国土の形成に寄与することを目的とする。
と有るので、目的から外れたと主張するのはいかがかと思いました。
そもそも、委員会で委員の発言に対し、執行部も他の議員もその意見に
対して、意見を問う事をしない慣習がある事にも疑問を感じました。
※執行部より議員に聞く事を反問権といい下呂市議会は認めてません
議員が議員に対して質問する事は慣習として行ってません。
その後、職員給与の調整に関する特別措置条例については
合併時の給与格差の是正を目的に行うもので、特に5級以下の
職員が対象です。
※5級・・主幹・室長の職務
6級・・課長 監査事務局長 施設長 診療所事務長
7級・・部長 議会事務局長 振興事務局長 病院事務局長
この不況のなかで、職員の給料の是正を行い、少ない職員を本来の
給与に改める必要があるのかどうかの議論がなされました。
職員の給与に関しては、合併直後より格差是正が叫ばれていたので
有れば、本来ならもう少し早い時期に行い、合併町村単位での格差
を無くす必要性が有ったと思われます。
最近では名古屋市をはじめ、岐阜県も公務員の給与を削減している
この時期に、是正緩和の為に上げるとは、あまりにも時期が悪い
しかし、ここで格差を是正したのだから、これからは職員の勤務評定
をしっかり行い、仕事の内容に合った給与体制にすべきである。
勤務評定と同時に昇任試験を早く取り入れ、仕事を行う職員と
そうで無い職員をしっかり区別し、昇給や降任を行うべきで有る。
その他は、昨日行われた教育民生常任委員会で提案された
看護師修学資金に関する基金条例の改正と
消防関係で、上位法の改正に伴った条例改正2件が審議されました。
まだまだかな?と
下呂市の問題点を様々な点で改めて感じた委員会でした。